ホストの皆様は、ご自分のリスティングの強みを問われたら、すぐに答えることができますか?予約を増やすために大切なのは、いかにリスティングを魅力的に見せるかということ。そのためには家の設備やアメニティ等を洗い出し、自分のどの強みをゲストにアピールするかしっかりと把握することが重要です。今回は物件の強みや魅力を知るために、チェックしておきたいポイントをご紹介します。
もう一度、物件の設備やアメニティをリストアップ
リスティングを作成する際に一通り物件についてはチェックし把握している、そう思っていらっしゃる方も、今一度、設備やアメニティをチェックしてみましょう。
まずは家全体について。部屋の数、ベッドの数、布団の組数、部屋の広さ、バス・トイレは別々か、ユニットタイプか。何人まで泊まれて、何人の滞在に最適なのかなどを見直してみます。
特に部屋の広さは「㎡」で記すことが重要です。海外からのゲストは、日本の家の標準的な広さのイメージを持っていません。○坪、○畳といった表記をされている方は、㎡に換算してリスティングに記しておきましょう。ここで部屋の広さを正確にゲストに伝えることで後のクレームを防ぐことが出来ます。
次に、家のアメニティを整理します。
<キッチン周り>
冷蔵庫、コンロ、食器洗浄機、トースター、オーブンレンジ、コーヒーメーカー、調理器具、調味料など。
<バスルーム周り>
シャンプー、リンス、ボディソープ、タオル、ドライヤー、アイロン、洗濯機(乾燥機)、洗剤など。
<リビング関連>
テレビ、DVDプレーヤー、モバイルWi-Fiルーターなど。
<その他レンタル可能なもの>
自転車、ゲーム、アウトドアアクティビティの道具など。
上記をチェックすれば、必要な写真も自然と見えてきます。リストにあげたものを撮影して、リスティングに文字とともにアップしていけば、より分かりやすく魅力的なリスティングになるでしょう。
物件の周辺環境を再度確認
次に物件の環境について洗い出してみましょう。
- 最寄り駅からのアクセス
- コンビニやスーパーマーケットまでの距離、所要時間
- 周辺のレストラン情報
- 周辺の見所
- 主な観光スポットまでの所要時間
- アクティビティスポット
上記に加え、ゲストにとって魅力的な情報があれば積極的に追記しましょう。例えば「桜や紅葉の名所」「温泉や銭湯」「海水浴やスキー場」などが近くにあれば、それも物件の魅力になります。
メリットは惜しみなくリスティングに掲載する
これらの情報は、可能な限りすべてリスティングに記載しましょう。小さな情報と思われることでも、ゲストにとっては予約の決定打となり得るのです。
また、このような周辺情報を、宿泊前にゲストに送るチェックイン・マニュアルにも盛り込んでおけばより親切です。
もし上記の洗い出しを行ってみて、自分の物件にはあまり特筆すべきことがない、と思われた方も諦めることはありません。
ゲストにとって少しでも快適と思われるものを取り入れていけばいいのです。アメニティが少なければ、少し充実させてみるだけで印象が変わります。例えばウェルカムサービスとして、最初の1杯分のお茶やお菓子などを置いておくのもよいでしょう。それが地元の特産品なら、より印象がよくなります。
ほかのホストのリスティングを比較し研究してみるのもおすすめです。泊まってみたいと思ったリスティングはどういった点が優れていたでしょうか?
写真?設備?周辺環境?
よいところは積極的に自分のリスティングに反映させ、ブラッシュアップを行っていきましょう。
まずは自分の物件の強み・魅力を探して、ゲストの立場になって何があればより快適な滞在になるか考えてみる。その作業がより魅力的な物件を生み出す秘訣です。